気分屋 公演情報 劇団あおきりみかん「気分屋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笑ってるうちに納得。
    笑ってるうちに演劇の特有の不条理な展開も妙に納得してしまいました。

    ネタバレBOX

    なにも置かれていない、背景も黒い幕しかない舞台に女の人がスッと入ってきて、「私は自分がありません。私の言葉は劇作家が考えた言葉で…」という独白から始まります。

    役柄も場所も決まっていない人たちが現れて、何をするかが会話の中から決まっていきます。

    どうやら女の人が名古屋の栄で知り合った男の人と母親を探しに行くことに決まったようです。

    すると男の人は「女の子が母親を探すのはおかしい。ここは男の人でしょ」。

    言ったとたんに女の人は別の男の人とあっさり入れ替わり。

    すると男同士の旅はおかしいと知り合った男性は女性にチェンジ。

    話は舞台に立っている人たちの気分でコロコロ変わっていきます。

    時に母親探し、時にサスペンス、時に歴史もの、時にタイムスリップ…。

    話が進むにつれ、自分の役割が決まってくると、錯綜していた物語が折り重なりながらまとまっていきます。

    このまとめ方はホントに絶妙でした!

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    2012/01/16 12:22

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