十一ぴきのネコ 公演情報 こまつ座「十一ぴきのネコ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    遊び心満載
    いやぁ、面白い芝居でした。

    絵本で有名な『十一ぴきのネコ』
    私の住んでる北区では、図書館のカードの絵柄にもなってました。
    ただ、内容そんな覚えてなくて、新鮮な気持ちで観に行きました。

    なんとも賑やかで、軽快で、皮肉で、遊び心満載な舞台でした。

    ネタバレBOX

    ほぼ何もない空間を、ネコたちが縦横無尽に踊り、歌いまわる。
    それがまず観ていて楽しい。
    十一ぴきそれぞれのキャラクターが立っていて、
    役者たちの楽しそうな空気が伝わってきます。

    そして、舞台に施された仕掛けが実に演劇らしい。
    帽子が飛んでったり、釣りをしたり、畑から大根引っこ抜いたり、
    飛行機に乗ったり、魚を引っ張ったり。

    そういったネコたちの冒険が、実に想像力に満ち溢れた形で舞台の上に立ち上がる。
    大きな魚の演出にはテンションマックスに上がりました。
    すげぇなぁ。
    長塚圭史の演出、観るの初めてなんですが、ケレン味と遊び心に溢れていて好みな感じ。

    にゃん太郎(=北村有起哉)とにゃん十一(=山内圭哉)がなんともステキでした。

    井上ひさしの仕掛けるラストシーンも見事。
    さすが井上ひさし。
    だいぶ長いけど、全然気にならない舞台でした。

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    2012/01/15 01:20

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