十二月歌舞伎公演 公演情報 松竹「十二月歌舞伎公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ひ孫三人
    夜の部の口上を見て、七世松本幸四郎の息子三人というのは、それぞれこんな感じだったのかなと思った。
    宮尾登美子さんの「きのね」読んで勝手に作ったイメージだけれど。
    三人全く似てなく、それぞれ一長一短と言うのが面白い。
    染五郎も言っていたけれど、歌舞伎の世界ではまだまだ若手。これから精進してほしい。

    それにしても、海老蔵の声はくぐもり過ぎだった。喉をおかしくしているのだろうか。勧進帳の問答がまったく聞き取れなかった。
    相変わらず姿はいいのだけれど、あの声は何とかしないとまずいと思う。

    染五郎の碁盤忠信は、華やかで楽しい演目。厄も払ってくれたし、めでたい。
    荒事はいまひとつだけれど、これもこれから精進。
    義経が、美しかった。白塗りが似合う顔になった。

    松緑は茨木が良かった。
    富樫は残念ながらニンじゃない。

    通しで見ても疲れなかったのは、椅子が良かったのもあると思うが、何しろ短い。
    夜の部なんて、40分、10分、65分で、2時間もやってない。
    これで1等席15000円は高すぎる。
    一緒に見た友人は、「このメンツなら6時間くらいやれって感じだよ」と怒っていた。



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    2011/12/24 08:04

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