満足度★★★★
昼の部を観ました
千秋楽に見に行きました。名門の出身の3人の役者、やはりすごいですね。
碁盤忠信は染五郎さんと海老蔵さんのぶつかり合いは力が入っていて、一気に畳み掛けてきましたし、茨木では松録山河伯母の老女役をたくみに演じられていました。
年の瀬ですが、じっくり楽しませてもらいました。
満足度★★★
ひ孫三人
夜の部の口上を見て、七世松本幸四郎の息子三人というのは、それぞれこんな感じだったのかなと思った。
宮尾登美子さんの「きのね」読んで勝手に作ったイメージだけれど。
三人全く似てなく、それぞれ一長一短と言うのが面白い。
染五郎も言っていたけれど、歌舞伎の世界ではまだまだ若手。これから精進してほしい。
それにしても、海老蔵の声はくぐもり過ぎだった。喉をおかしくしているのだろうか。勧進帳の問答がまったく聞き取れなかった。
相変わらず姿はいいのだけれど、あの声は何とかしないとまずいと思う。
染五郎の碁盤忠信は、華やかで楽しい演目。厄も払ってくれたし、めでたい。
荒事はいまひとつだけれど、これもこれから精進。
義経が、美しかった。白塗りが似合う顔になった。
松緑は茨木が良かった。
富樫は残念ながらニンじゃない。
通しで見ても疲れなかったのは、椅子が良かったのもあると思うが、何しろ短い。
夜の部なんて、40分、10分、65分で、2時間もやってない。
これで1等席15000円は高すぎる。
一緒に見た友人は、「このメンツなら6時間くらいやれって感じだよ」と怒っていた。
満足度★★★★
七世松本幸四郎のひ孫3人
昼の部がおススメ。碁盤忠信が珍しいし、茨木の松緑の鬼もいい。夜の部はABが好きな方はどうぞ。私はそんなに悪い弁慶ではなかったと思うが、一緒に見た友人は「目をむきすぎる」(そのとおり)「台詞の声がやけにこもっている」(これもそのとおり)「弁慶にはこわもての中に可愛らしさがないとダメ!」(だそう。)錣引があまり面白い演目ではなく、口上も10分程度。昼の部3時間半、夜の部3時間で昼夜見てもそれほど疲れない。日生劇場は椅子もいい。