うつくしい世界 公演情報 こゆび侍「うつくしい世界」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    成島さん、ご健在ですか??
    と何度も、心の中で、疑問符が沸きました。

    あの繊細で、緻密な成島演出が、全く不在な印象を受けました。

    各人が、それぞれ、自分の裁量で、勝手気ままに演じている雰囲気で、トテモ秀逸な演技をする方がいるかと思えば、できれば、二度とこの方の出演している舞台には遭遇したくないと思う方も…。

    そんな中で、一人卓越した演技で魅了してくださったのが、ウピ役の小石川さん。
    彼女の出演作なら、また是非拝見したく思いました。

    ピコ役は、浅野さん、ご健闘されていましたが、個人的には、この役は、佐藤さんで拝見したかったと感じました。

    ネタバレBOX

    空気が汚れ、清浄な空気を配給されている世界なのに、息で、風船を膨らますというシチュエーションにまず疑問が湧きました。

    大変、緊迫感を必要とするストーリー設定なのに、キャスト陣のてんでんバラバラな演技が、その都度、その人カラーで、寸断されて、舞台にリズムも生まれず、ヒートアップして行く筈の緊迫度も、どんどん希薄になって行き、こゆび侍観劇で、初めて、時計を3度も見てしまいました。

    佐藤みゆきさんは、最初の看護婦役のちょっとの登場シーンでも、表情の変化が素晴らしく、やはり彼女は名女優さんだと感心しました。
    本役の方は、まるで、「スイニートッド」のキムラ緑子さんを思わせましたが、ここでも、空気を袋に詰める演技すら、本物で、驚きました。

    でも、こゆびの佐藤さんを観たくてチケットを買った人には、ちょっと誇大広告的な役柄だったのではないでしょうか?

    小石川さん、猪股さん、宮崎さんと、役を生きて舞台にいる俳優さんがいる一方で、急場しのぎの即興学生演劇まがいの演技とも呼べないレベルのキャスト陣がいたのが、全く舞台に統一性を感じさせず、残念でなりませんでした。

    0

    2011/12/19 23:32

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大