「仮病ガール」 公演情報 楽園王「「仮病ガール」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    あたたかい
    先週の「新・芸術とは」を見て、自分なりの答えを求めに今週も朝から劇場へ向かった。今回は「仮病」をテーマにした奇想天外な物語だ。げらげら大笑いはしないが、静かに笑える。先週の時代劇とは違って、温かみのあふれた感じだった。

    感想はネタバレに

    ネタバレBOX

     仮病といえば、ずる休みだ。しかし、この劇では仮病とは何かの壁を乗り越える意味を持たせているらしい。詳しいところはセリフが速くてうまく聞き取れなかった。とにかくまじめな人々が心に住んでいるもう一人の人格と語りながら、仮病の人たちが集う集合バスに乗っていく。

     乗り合いバスのシーンはいろんな雑多な感じの椅子をバスの座席に見立てて並んでいる。きれいな色合いだ。
     こちらは、「しょせん、ズル休みだろう」と思うのだが、仮病の中身と言うのか、追い詰められた登場人物が、仮病に引きずり込もうとするがごとくのもう一人の自分の心と思しき登場人物に突っ込まれる感じで笑ってしまう。仮病を使おうとしている人々の葛藤する心理描写がわかりやすい。そしてこの劇は女子高生が青空を見つめながら終わる。

     観劇初心者の自分はそれにつられて空を見上げてしまう。当然だが、そこには暗い天井しかなかった・・

     この劇団(楽園王)は、しばらく諸般の事情にて劇団の公演はお休みするそうだ。仮病なのか?いや、次に向かうための仕込みをするらしい。いつか、この劇団を劇場に、連れて帰ってきてくれるだろうか? 3.11以降の劇団のありようをこの公演の演出者は色々考えたそうだ。今回の公演を通して2つの劇団の演出家たちは何かふっきれたのではなかろうか?そんな気がした。最後の青空はその気持ちを伝えたかったのかもしれない。帰り、自分も上野駅前の大きな歩道橋の上であらためて空を見上げてみた。この2回の公演は観劇初心者の自分には大きなインパクトを与えてくれた。楽しいひと時だった。再開するときは駆けつけようと誓った。

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    2011/12/19 21:54

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