ソウル市民五部作連続上演 公演情報 青年団「ソウル市民五部作連続上演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    サンパウロ市民
    1939年11月、ブラジル・サンパウロ。移民開始から三十年を経て、成功者も登場し始めた日系移民。その代表格である寺崎家は、サンパウロで文房具店を営んでいる。欧州での大戦勃発による、日本人学校の閉鎖など、遠い戦争の影響はないわけではないが、それでも寺崎家の日常は平穏である。そこにやってくる相撲取りや、写真花嫁と呼ばれる新移民たち。『ソウル市民』四部作の地球の裏側で展開する、もう一つの「植民」の物語。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX



    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/


    今回の舞台はサンパウロの寺崎家。しかしソウル市民の篠崎家と、殆ど描写は同じで家族設定も同じ。違うのはサンパウロと寺崎家だけ。そんなだから叔父の慎二(山内健司)と書生が文具店店主の酒を盗み飲みしているシーンから始まる。笑

    そして、ソウル市民では朝鮮人を差別していたが、ここではブラジル人とブラジルのジャングルに居るという土人を差別しているのだ。そして今回も相変わらず、毎日、この家には色んな人々が来て、ソウル市民1919と同じように阿蘇山という力士がやってくる。
    1919の時にも書いたが、青年団のなかで力士役が出来るのは島田曜蔵しかおらず、やっぱり島田が登場して「ごっつあんです!」を連発するのだが、今回の島田の座り位置が舞台手前の左側で、顔が客席からは見えにくい位置だったのが残念だった。

    これで全ての回を観たわけだが、やはり島田の目や表情の演技力が凄まじく、力士の回のソウル市民1919とサンパウロ市民が楽しかった!公演は12月4日まで続くので機会があったら再見したい。

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    2011/12/16 14:13

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