二手目8七飛車成り戦法 公演情報 劇団鋼鉄村松「二手目8七飛車成り戦法」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    面白かった!!
    将棋というと「三月のライオン」よりも「月下の棋士」の方が身近なお年頃。
    子どもの頃の愛読書(の一つ)は、「少年チャンピオン」でした。
    ボス村松さんが描いたこのお芝居、そのころの小チャン魂が感じられました。
    それだけじゃなくって、ジャンプ魂も少女コミック魂も竹書房魂も感じました。
    ようは盛りだくさんで、熱かった。すごく面白かった。
    今が師走じゃなかったら、もう一回観たいです。

    対局のシーン、役者のみなさんの指さばきが美しくて感動しました。
    ラストの対局、漫画でいうなら見開きが16ページくらい続くような感じのすごいクライマックスです。(いえ、そこで終わらないけどね。主役の対戦じゃないし。それがいいんです)

    個人的にムラマツベスさんがとても気になります。

    ネタバレBOX

    ムラマツベスさん(ハブが毒性強くしてコブラってすばらしいネーミングですねv)、白手ぬぐいと子ども騙しの青い3Dメガネ(みたいなの)だけでシャアになってたあたりから胸撃ち抜かれました。
    どこにも赤いもの使ってないのに、シャア。
    つなぎに使ったというガンダムネタは、ファースト世代には嬉しかったです。
    しかし(他にも有名どころが色々あるのに)何故に、ビグ・ザム。上から撮ったときの絵面を意識したのでしょうか。だとしたら、それも秀逸。

    分かりやすいガンダム、遊戯王ネタ以外にも、子ども村松がコナン少年のようだったり(衣装だけね)、月の下がよく似合う棋士とか「私の方が痛い」とか、女性漫画家には腐要素を匂わせたりと、ボス村松さんの数々の漫画へのオマージュを感じました。
    ていうか、私がただの漫画好きだからそういう見方になっているだけならすみません。

    それにしても、2時間の中にみっちりでしたね。
    とても得した気分です。


    余談

    へのうえ九段(バブルムラマツさん)が「名人コブラ(ムラマツベスさん)はF1レーサーになったじゃないか!」と叫んだときには、この上どんな展開が!!と期待したのですが、間違いだったのは、返す返すも残念でした(笑)
    白いスポーツカーで失踪じゃない疾走するカッコいいムラマツベスさんを観たいです。

    あ、あと、レディの衣装、サイコーでした。

    4

    2011/12/04 22:06

    0

    0

  • そのじいさんというのは、植田先生ですよね。
    ヅカオタクだったので、実はリスペクトしています。
    しかしその彼にも星組での『戦争と平和』みたいな駄作もあります(笑)
    ボス村松さんもいつか菊田一夫演劇賞を!

    2011/12/06 22:22

    登場人物の気持ちの部分を、なかなかにサワヤカに、

    もっともらしく書けたと思うのです。

    日本演劇協会のじいさん(ガラスの仮面)にも

    もっとその辺りを評価してほしいものです。

    2011/12/06 11:36

    ボスさん

    お忙しいのに、コメントありがとうございます。
    面白かったです。
    アメブロでも宣伝しておきました。
    見てる人少ないけど(笑)

    竹書房魂、倉橋女流三冠にもありましたよね。
    あの倉橋さんが男社会の中で女性として苦労しているところとか、馬場っちょを憎いと思うところとか、すごくよくわかりました。
    ハチャメチャやっているようで、そういう感情の部分が破たんしていない(というかリアルだったりする)から、深いです。
    ボスさん、女ゴコロにも通じてますね。

    2011/12/05 09:57

    名人コブラがF1レーサーになってたの展開!!

    あの台詞間違いには、

    2Fの照明音響のオペ室となりで芝居を見ていた俺はひっくり返ってました。

    いやー、しかし、F1レーサーにもなっちゃう名人コブラというのは無茶苦茶でおもしろいですね。

    自分は割に、天に向かって唾を吐く系の、パンク系劇作家とおもっていたのだけれども

    そこまでは思いつかなかったし、面白いと思った今も、そこまでは行けないなあ、と思ってしまいました。

    もっとパンクに。

    でも次は、もうちょっとちゃんとした芝居を、と考えているので、

    次の次・・・俺がまだ作・演出をやることを許される状況が続いているなら・・世界の全てをぶっ壊す、視点の芝居をやってみたいですね

    竹書房感を感じるとは、もう心の友レベルですね。

    よし、じゃあ麻雀で勝負だ!のノリを拝借しました。

    2011/12/05 02:10

このページのQRコードです。

拡大