満足度★★★
A・B 鑑賞。
芝居としては、どの劇団もおもしろかった・・・と思います。
ただ、『日本の問題』を銘打ってるからか、ボクのほうが鼻息荒くなっちゃってねえ。
どうしても、ボク自身の政治的信条や宗教観と照らし合わせて観ちゃうもんだから・・・正直、「こんなもんか」とは思った。
「青年の主張」くらいの低レベルではなかったけど、『日本の問題』という企画を目の当たりにして「とりあえず考えてみました」って感じを受けた(もっとも、数劇団は、問題に対する処方箋を出しているあたり、評価できるんだけど)。
どこかしら「自分のことはさておいて・・・」って匂いを感じちゃったかなあ(←身をもって、愚かさをさらけだした「ろりえ」は、その点では、とっても良かった)。
最近、東欧やロシアの古典を上演する劇団が増えているのは、「自分のことはさておいていないから」、とも言えるんだろうけど。
この後、学生版の『日本の問題』が催される。
どのような芝居を見られるのか楽しみ。
唖然とするくらい青臭いのもイイ。
享楽的な日常から切り込むのもイイ。
ボクが学生なら・・・
教授に「こんな企画の芝居があるんスけど」なんて言って、プロット作らせて・・・その教授のプロットを嘲り笑う、みたいな究極の「自分のことはさておいて」芝居を作りそうだなあ(←こんな人間が増えたから、日本はダメになった、という考えは極めて妥当)。
ま、なんにせよ、スッゴク楽しみです!!!