『WæNDERING』公開稽古 公演情報 ポかリン記憶舎「『WæNDERING』公開稽古」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題184
    観てきました。渋谷から移動、鶴瀬駅に着いたらバスが行ってしまったところで(ガーン)、雨も降っていたのでタクシー(ワンメーター、7分ほどで着)、大きな施設のようですが暗くて全体はよく見えません。入り口入っても案内がなかったので、ふらふらっと歩き回ってみました。普通のお芝居ではなく、パフォーマンスでした。

    ネタバレBOX

    創作の過程...以前、高襟の上海公演のものを観たことがあるだけ。場所としては、とっても遠かったけど、来てよかった。

    19:25、明神さんがいらして開場、体育館のように広い会場、天井が高く、壁は薄いグリーン、四方の壁際にクッションと椅子、好きなところに座るようにのこと、入り口横の椅子に座ります、ここからですと横から観るかたちになります、すでに役者さんたちは稽古中、集まってなにか話しています、左奥にはPCがあって音響のようです。

    シーンを提示し、集団で創作、今までの稽古はここの半分くらいの広さだったので、今夜は少し勝手が違うとのこと、雰囲気を楽しんでくださいという案内


    「旅のシーン」、右奥から一人ずつ、ゆっくりと歩いてきます。このゆっくり、というのは旅の長さを表しているのでしょうか...。いろいろな歩き方。大きくかがみこんだり、横に歩いたり、グループに分かれたり。最近、脳に関する本を読みました。外からの刺激によって本来の機能が(しかるべき方向へと)強化されるそうで、こうやって繰り返し、やってみて、試行錯誤して、のような行為もそういうことなのかなと思いながら。

    連なった隊列は、一筋の流れのようでもあり、旅の軌跡のようでもあり、別れてまたひとつになり、同じ動作ではないけどまとまりを感じさせそうな(まだ未完なので)ものでした。動きとしてはもっともっと「滑らかさ」があると心地よくなるのかなと思いました。役者さんたちの間隔、左右前後の動き、大きくなったり小さくなったりが、水面の波紋のように思えてきます。

    舞台の隅ではなくもっと中のほうでという指示

    20:08小休止

    今度は円の動き、ゆっくりとまた早く。

    歌(音階)の打ち合わせ、ハミングで即興、3組にわかれて

    20:58終了

    会場、衣装、音楽、全体のながれ、と本番とはどのくらい違ってくるのか高知までは行けないのが残念です。公開稽古は役者さんたちにとってどんな刺激材料になるのか、お客さんがいるということがプラスになるのか、などと思いながら観ていました。日本語、韓国語、通訳の方、明神さん、声を掛け合いながらイメージを修正し共有してゆくのですね。

    11/10追記:少し東京を離れていたので遅くなりました。
    私、メイキング物が好きで、映画や音楽など機会があれば観るようにしています。DVDのおまけなんかですね。

    「Let it be」や「The Dream of the Blue Turtles」などは音楽ができる過程を「後から」振り返って観るもので、決してこれからどうなっていくんだろうという視点ではありません。スタジオ・アウトテイクなんかもそう。リリースされた正規バージョンと比較しながら聴くのです。

    今回も、高襟の場合も、完成形を観ることはありません(再演されれば)。なので、ずっと「過程」のまま記憶に残ることになります。

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    2011/11/06 01:41

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