イロアセル 公演情報 新国立劇場「イロアセル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    これもオススメ
    新国立劇場で観た作品どれもすばらしいものにあたっている*papasan*ですが・・
    この作品も 完成度が高く、めちゃくちゃハイクオリティなものでした。

    初日ということもあり 笑いの部分に ちょっと手探り という感じはありましたが・・

    その囚人役が藤井隆くんなのですが、吉本の芸人としてではなく、完全な役者として とっても良かったです。。

    そして看守役の小嶋尚樹くん このふたりの掛け合いがまた良かった~。。

    客席がコの字型で *papasan*は正面C1列の一番上手、役者の出入りが舞台ソデよりも 丘の上の檻に行く というシチュエーション上 目の前の通路から登場するシーンが多かったので超至近距離で役者さんを観れたのはラッキー★

    加藤貴子ちゃんも50cmの距離で大感激!!

    ストーリーは日本のどこかの特異な島。空想的なお話でしたが、上演時間 2時間10分。質の高さに とっても楽しめました

    舞台美術もどちらかというとシンプルだけど スケールの大きさを感じました。

    言葉に色がある 最初はピンとこないのですが、だんだん視覚的にもわかる仕掛けがしてあったりして、

    とにかく観ないとわからないと思いますので ぜひ劇場で実感してみてください。 

    1回目のカーテンコールでは緊張した雰囲気のキャストでしたが、2回目の挨拶では ホッとしたかのように 全員表情がパッと明るくなっていたのが印象的でした。

    やっぱり初日のプレッシャーがあったのでしょうね☆

    劇中、ビラをまくシーンが何度かあって、客席近くにもヒラヒラと舞ってくるんです。 終演後にそのビラを1枚拾って 読んでみると かにりこまかく書いてありました。 

    こういう所にも手を抜かない姿勢 凄いです!!

    ネタバレBOX

    ある小さな島、その島民の言葉や文字には色がありそれそせれ固有の色をもっている。

    いつどこで話をしても 離れた場所にいる島民全員にその内容がわかってしまう。

    そのため 全員が言葉を選び、誰に聞かれてもさしさわりのないように慎重に言葉をはっし、ウソをつかない。

    ある日、丘の上に檻が置かれ 本島からひとりの囚人と看守がやってくる。その二人には 言葉に色がない

    そこで話したものは 島民の言葉でさえ 色がなくなり、その場所だけのものになった。
    次々に島民が面会に訪れ 自分の本島の言葉で話しはじめる・・・

    小劇場ではあるけど 高さもあるシアター かなり大がかり的な舞台美術ですが、効果的といえば ・・・な使い方だったのが ちょっと残念。

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    2011/10/23 13:38

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