ハイヤーズ・ハイ 公演情報 劇団ガバメンツ「ハイヤーズ・ハイ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    関西劇団の底力
    とても面白い。テンポ良くて笑えて人間ドラマもある傑作だった。舞台の構成・見せ方も上手く、満足の舞台だった。また、主演3名の演技がとても素晴らしく、特に西岡のペンでシナリオを描いている中盤の楽しんでいる表情がとても魅力的だった。

    でも、お子様のおしゃべりは勘弁して。コメディだからうるさくてもOKとかって考えは勘弁して。良い舞台つくるのを考えるくらい客席のことも考え抜いてほしい。

    ネタバレBOX

    深夜、喜多村(青木)の運転するハイヤーにイマイチな脚本家・越坂部(近藤)が乗っている。俳優であった故人を偲ぶ会の帰りらしい。乗ったお客さんを全員励ましてきたという喜多村は、色々からむもカラ回り。そこに、一人の女性がハイヤーの前に飛び出す。女は、死んだ俳優の恋人だった阿川という脚本家。落ち込む彼女を励ますため、死んだ俳優を主役に据えた脚本を考え出すにつれて、阿川も調子を取り戻すが‥。

    越坂部と阿川がペンを片手に劇中劇(脚本)を描き出す構成。コメディ向けの上手い設定だななんて感心した。スケコマシの島岡を中心にした都会のラブストーリー。スピード感ある気持ちの良いコメディになってた。
    終盤、元恋人を重ねすぎた阿川の表情の変化がとても良い。雰囲気がガラッと変わって、怨念めいた勢いで劇中劇を加速させるも、喜多村と越坂部のアシストで爽やかで笑いのある中、ピリオドを打つ。

    劇中劇の人物含め、皆魅力的な役柄をもち、イキイキと舞台で動いていたのが好印象。片山誠子の独特の演技も良い。木内のライバルキャラが笑えて、おいしいところをもっていく展開に満足。西原希蓉美の容姿が美しい。田中誠も、男気のない男を好演してた。
    ゲストの斉藤コータの韓流スターのスベリ芸、会場が非常に沸いてた。となりにいた木内のほうすごい汗かいてた。

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    2011/10/16 18:01

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  • 細かな観察、分析ありがとうございます。木内さん演じる佐藤さんはみなさんからの人気が高く、さすがだなあと共演者である僕も感心させられております。西原さんの「容姿が美しい」という褒め言葉は、本人が知ったら嬉しさを隠しきれないことと思います。ゲストは毎回本当にカラーが異なっていて、韓流スターはかなりの完成度を誇っていたと思います。本人も満足げでした。

    2011/10/25 10:56

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