満足度★★★
主役は歌唱力がほしい
ストーリー自体はそこそこ泣けたんですが、ピアフ役には文句無しの歌手をもってきてほしかった。
大竹しのぶは、残念ながらミュージカル歌手レベルの歌唱力ではない。
個性はあるものの、終始怒鳴り気味で、どんな役をやっても同じ。なぜか下品な役が似合う。
周りの男優が歌唱力を披露したが、それによってピアフの歌の下手さがよけい目立ってしまった。
あと、ピアフの愛する夫が死んだ部分がハッキリ描かれなかったのが不思議。
その哀しい人生を背負って、死んだ夫へささげたのが「愛の讃歌」なのに。
もうちょっと夫の死を詳しく描けば、あと10倍は泣けたと思う。