満足度★★★★
公演を重ねるごとによくなっている戦争が起きて、ミサイルが落ちて、穴があいた。」というと、3.11以降を意識した作品かと想像したが違っていた。私には独立プロ全盛期の新藤兼人の作品や安部公房の「砂の女」を思わせるような、ゾクゾクッとするものがあった。浮世企画は旗揚げから観ているが、旗揚げ時の未整理感がなくなり、公演を重ねるごとに良くなっていっている。今城文恵は、現代人の日常生活を描きながら、人の心の中に潜む「黒い罠」のようなものを描いている。女性作家としては異色の作品を生み出しているので、興味がある。
ネタバレBOX
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2011/10/12 15:23
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