満足度★★★★
すっごい加速度!
いろんなものを詰め込んでいて、ゲップが出るくらいなんだけど・・・
しかも、展開のスピードが半端じゃなく早く、解釈できない場面もあるけど・・・
舞台上で熱くなるシーンでは、大声+早口で聞き取れない部分があるけど・・・
でもイイ!すごくヨカッタ!!
いろんなものを詰め込んだ上で、スピードを出されちゃうもんだから、加速度が強烈!
脳がグルグルして、思考能力が1/3くらいに落ちちゃうから・・・とにかくキモチイイんだなー!笑
このテンションになっちゃうと、セリフが聞き取りづらいのも「(セリフが英語の為、セリフを理解するのに時間がかかる)ブロードウェーで芝居を観ているようだ」と感じてしまうから、ナマモノの芝居は最高だ。
舞台装置(?)を使っての表現も見ものだけど、一番凄いのは、役者さんたちの身体能力の高さ。
走り回って、筋肉使いまくって、セリフを叫んで・・・なのに、息が切れてない!
これは、若いからってだけじゃないと思う。相当稽古したんじゃないかな。
なかでも、良いのは塩崎こうせいさん。
以前観た芝居でも、その身体能力&ダンスはピカイチだったけど・・・ここでも魅せてくれた!
ロボットのマイムなんざぁ・・・ピタッと止めるところは止める、動き滑らか。もうロボットを超えたね(笑)
たたみかけるような、ある意味クドいラストもよかったなー。
あっそうそう。前説は演出の方が担当なさったんだけど、これが感心モノ。
「後ろの人のこともちょっと考えて、可能ならば浅めに腰かけてくださいねー」「帽子はかぶらないでねー」「万万が一、携帯が鳴っちゃったら“私じゃありません”って顔をしないで、“ゴメンナサイ”と素直に電源切ってくださいねー」とユーモアを交えて、伝えてくださった。
ボクは、隣席の人が前のめりになって観劇をしてて、舞台が見切れちゃう状態になった時は、ジェスチャーなりで伝えることがあるんだけど・・・やっぱ、ちょっとばかり気分が滅入る。
だから、主催の方からこのような前説があると嬉しくてたまらない。
そんなことも含めて、おすすめの舞台。