ホットパーティクル 公演情報 ミナモザ「ホットパーティクル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題139
    こちらも最後の最後で。開場後しばらくは空席が目立ちましたが、あれよあれよという間に椅子を追加しています。舞台上手、移動用のクルマ、バンパー、ハンドル、座席。壁には白い文字「2011年9月27日」。白い道が下手につながっています。道を挟んで客席。まっすぐ目を向けると反対側の方と目があってしまいます。1月の「エモーショナルレイバー」に続いて2作目。佐藤さんは「15Min」「劣る人」に続き。

    ネタバレBOX

    3.11を題材にしたもの。かもめマシーンの萩原さん(ですよね?)がいらしてました。福島で「ゴドーを待ちながら」を演っています。

    戦中「8.6」「8.9」、戦後「1.17」「3.11」、人の手によるものであれ意思のない自然によるものであれ、災害は時と場所を選ばず、それを扱ったものはたくさんあり、本作もその一つ。

    クルマの音、照明、風の音。スクリーンに映る日付と場所、私のココロ。携帯電話でのやりとり。カラオケ、ホームレス。多くの日常がそこにあります。日常には、ひとりひとりの距離があります。その幅を測るモノサシの目盛りもみんな違います。

    J.Lennonは、ビートルズのメンバーとしては好きだけど、ソロはほとんど聴かない。「イマジン」は「何か」のときにかかる定番。好きではないんだけど、今夜、ちょっとだけ見直しました。

    意図的に重くならないように仕立ててあるのか、意外とすんなり見ることができました。これは私信なのでしょうか。面白い型だと思いました。終盤高く積み上げた図書は(背中が反対側だったので自信なし)原発関係。床下在住の顕史郎さんとの会話は自問自答、自己との対話、葛藤、のようにもみえます。

    平山さんの背中は「デビルマン(漫画のほう)」だと思うんだけど、実は深い理由があるのだろうか。

    じっとうずくまって理路整然とした筋道を整える時間があったら、まずは、声を出すこと、出し続けることが大切なのだと思いました。

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    2011/09/28 01:51

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