ロミオ&ジュリエット 公演情報 TBS「ロミオ&ジュリエット」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    出演者で、こうも印象が変わるとは!
    今日は、育三郎ロミオの日。

    リピート購入ではなく、育三郎ロミオ希望の友人のチケットを間違えて買ったため、城田ロミオは息子と観て、今日は、その友人と行きました。

    先に、城田ロミオを観てしまったので、今日は、作品の粗ばかりが印象に残ってしまう結果になりました。

    城田・昆組は、二人の舞台上の姿に陶酔してしまって、他の雑念を一掃する瞬間が多くあったのですが、育三郎さんは、どうもロミオの任ではなかった気がしてしまいました。
    見た目、高条件の揃い過ぎる城田さんと比較するのはお気の毒な気がしますが、もう少し、姿勢良く舞台に立たれるだけでも、ずいぶん印象が違って見えると思うのですが…。

    今日、初見の大貫さんのダンスは、美しくて、目の保養になりました。

    ネタバレBOX

    山崎さんも、歌唱、ダンス、演技、どれも卒なくこなされていて、決して、彼の力不足ではないのです。

    でも、目に訴えるロミオらしさが希薄でした。

    他のダンサー達と、舞台上に登場した時の、一人輝くような後光が射す様なロミオを観てしまった後では、どうも、他者との傑出した相違性が感じられず、二人が出会う場面や、初夜のシーンの、観客としてのときめきを感じることができませんでした。

    そうなると、先日は、大目に見られた、この舞台の粗が一層目立って、益々気持ちが乗らなくなりました。

    あの、アイデアの微塵も感じられないダサい訳詞や、下品な衣装、おぞましき、現代のツールの登場…。

    どれもこれも、首を捻りたくなることばかり。

    でも、やはり、昆ジュリエットの素晴らしさには驚愕します。
    中川モーツアルト!の初舞台に継ぐ衝撃です。
    友人も「、彼女の次回作が既に楽しみ!」と言っていました。

    皆さん、歌唱はいいし、ダンスも素敵なので、そういう視点で、注目して観ると、楽しめるとは思いますが…。

    こんなに、乳母の見せ場があるロミジュリは初めて観たし、作者の視点には、感心する部分もあるのですが、それにしても、どうして、こういうワケわからない設定にする必要があったのかと、理解に苦しみます。

    やっぱり、携帯やメールとかって、パロディじゃないんだから、ガッカリですよね。

    それにしても、浦井さんは、拝見する度、歌声が伸びやかになって、若き日のデモテープを何度も拝聴する機会があった身としては、感涙モノの感動でした。
    正直なところ、浦井ロミオで観たかったなあ!

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    2011/09/26 20:47

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