満足度★★
タイトル
学生時代に演出したこともあるこの作品。20年近く前のことを思い出しながら見ていた。学生最後の年の3月。トラックをレンタルするお金がなくて、深夜関大前から江坂まで歩いて木材を運んだこと。千穐楽の翌日が追試でそれを落としたら卒業できない状況だったこと。裏方の人手がなく、演出と音響をやっていたのに、ラストシーンは舞台裏に行って、男6人ぐらいで舞台を持ち上げたこと。今となってはいい思い出。
そんな大好きな作品。
「朝日・・・」は段取りではなく5人がいかに楽しく遊んでいるかが見せれないと観客はついてこれない。かっこよく台詞を吐く。キメる。華麗に踊る。それ以外は楽しそうに遊ぶ。もちろん、重要な台詞がちりばめられているのでそのポイントは抑える。
台詞を早くしゃべろうという意図は分かるが、滑舌が悪く何をしゃべっているのか分からなければ本末転倒。
ゲーム業界の話も現代に合うようにアレンジしていたが、それも説明だけにとどまって観客はついてきていない。セカンドライフという存在を知らなければ全くついてこれない。もっと、セカンドライフの世界で遊んだりして欲しかった。
第三舞台のオリジナルで使用していたYMOの曲を使うなら、ラストシーンは舞台を傾斜にして欲しかった。力技でいい。お金の問題ではない若い力を魅せて欲しかった。でなければもっとオリジナリディを出してほしかった。
また、劇場公演するなら、カンパ制ではなく、ちゃんと料金は取って欲しい。
次回に期待する。