団 鬼六・悦楽王 公演情報 月蝕歌劇団「団 鬼六・悦楽王」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    脚本はいいと思うけれど。
    学生の頃、よく日活映画を観に行った。
    そう、そのころの日活は清純な青春映画なんてやってなかった。
    「日活ロマンポルノ」であった。
    その中で、最も興味を惹いたのはSM。  特に原作:団鬼六の作品だった。
    団鬼六自身を描く芝居があるというので観に行った。

    月蝕歌劇団。  いつも、チラシを見てそそるものがあったけれど、今回初。
    団鬼六の小学生時代から描いていったが、ただ事象を並べたものではなく
    中々に興味深かった。  ただの官能小説家ではないとは知ってはいたが、
    氏の文学的才能を示すエピソードもあり、改めて団鬼六という小説家を知った
    気がした。  また、英語が堪能だったことは新しい発見だった。

    さて、作家・団鬼六を知るうえで興味深いものであるが、演劇としては
    どうなのだろう。
    役者たちの稚拙な演技が多く、見始めて失敗したなと感じてしまった。
    若い女優が多い。
    少ない中年の男優たちは彼女たちをしっかり引張って欲しいのに、
    逆に足を引っ張っている感じだった。

    0

    2011/09/16 10:49

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大