『マンタ』『ジャスト・トゥ・ダンス…』 公演情報 アンスティチュ・フランセ東京「『マンタ』『ジャスト・トゥ・ダンス…』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題121
    ◆マンタ◆
    円形ではありませんでした。ちょうど真ん中あたりで仕切って、手前の半円が客席、奥が舞台。また一番前に座っているのですが、高さはだいたい胸のあたり、真っ黒な舞台に(たぶん)上から見たらTの字に幅1メートル高さ20センチくらいの通路が設置してあります。奥にはスクリーンがあります。舞台上にはヒジャーブらしきもの、上から照明があたっています。

    ネタバレBOX

    なんとも表現しにくい舞台。すっぽり被ると基本、目の周りしか見えませんが、カラダ全体をつかったり、衣装のひだをうまく使って陰影をだしたり、不思議な音とともに異世界へ迷い込まされます。両手両足を伸ばせば、マンタ(オニイトマキエイ)そのもの。70分ほどの演技。

    後ろ向き、お尻を高くつきだして振る様子は獅子舞のよう。

    ほとんど瞬きせず客席をにらみつける(眼にうかんでいるのは涙か)
    大理石の彫刻のような色合い(柔らかそうな、光と影)。

    舞台奥、スクリーンの向こう側から照明があたり、その前で舞う、明かりが強くなるにしたがい、体に密着している部分は黒く、そうでない部分は、白っぽくみえます。ということでレントゲン映像のようにからだの骨組みだけが見えるような錯覚に陥ります。業火に焼かれた骸骨がみえ、激しく動きます。但し、前後左右の動きはほとんどありません。

    ロープを持って縄跳びをします。

    終盤、ぐしゃっと丸め込んだ白い紙を床に捨てる、丸く、それに赤が混じってきて、最後は真っ赤。

    ジーンズに真っ赤なジャケットを身に着け、1曲うたってしまいます。

    当パンにコーランの一節が載っています。同じ文を二人の訳文で。体を隠しなさいということが。学生時代、挑戦(岩波文庫版)しましたが、アッサリと挫折。旧約、新約聖書、神曲、ギリシャ・ローマ神話、源氏物語…も。

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    2011/09/13 23:49

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