満足度★★★★★
無題115
19:30の回をみました。ということは15:00の回も演じているということですね...。
みささんのコメントにあるようにとにかく全速で走る。全員走り、倒れ、切り返す、闘う。かと思うと、ちっとも役に立たないオス馬、誘うメス馬、めろすはなかなか先に進めません。障害物競争みたい。休む間を与えられず筋トレをし、濁流を渡る。役者さん、途中、舞台の周囲に配置されている座席で息を整えます、肩が大きく上下しています。水分を補給し、気合を入れて舞台に突っ込む。どんな鍛錬をしているんだ?個人的には太宰が面白いとは思えないけど、今夜は笑わずにはいられなかった。この人たちはいったい何なの?きっと細部まで計算された動きなんだろうけど、ライヴ感、即興感に満ちあふれた舞台。やや傾斜を持たせ、三方には上部に白い布が垂れ、開始時には劇団のロゴが映しだされています。メトロノームのような音が聞こえ、役者が歩く、左回り、右回り。照明も,青、白、オレンジに変化。間に挟まれた小ネタが可笑しい。突然、誕生日のサプライズシーンが出てきたり、格闘シーンや随所に織り込まれたダンスも体当たりだし、と思ったら突然、原作に立ち返ったり。気を緩めている場合ではありません。
ホントは別のお芝居をみようと思っていて、気がついたら24時を過ぎていて、こりっちから予約できず、どこかこの時間で予約できるところはないかと探していたのです。世の中、何がアタリになるかわかりません。とにかく驚いた。
2011/09/13 01:47
2011/09/12 17:48
小学校の「大運動会」全競技を、いい大人たちが渾身の力を振り絞ってやりきったような爽快さ。みている子供たちはまん丸の目を大きく開いたまま声も出ない。
公演が終わったころ、メロスはきっとマラソンランナーのような体形になって..はいませんよね。
発想とそれを実現してしまう意志。間に、これも大真面目にチャレンジする河渡りやフラフープ、手を抜かないそのパフォーマンス。転げ落ちるときも、お客さんにはぶつからない。
あっぱれ、をさしあげましょう。