満足度★★★★
これぞタイガー!
普通シャッフルのWキャストというのは片方は少しレベルが落ちたり、お笑いに走ったりするもの。その二面性が面白かったりする。しかし、タイガーの場合は両A面。Aキャストのレギュラーキャスティングと若手が主役に抜擢されたBキャスト。私はBキャストを観たのだが途中までこれがBキャストということを忘れるくらい見入ってしまった。それくらい、このBキャストが本気芝居で完成度が高かった。
「肉体は嘘をつかない」と言うが男女とも鍛えた身体だからこそ、ライフセーバーという設定も違和感がない。
なにより、八百屋舞台(斜面舞台)は足腰を相当鍛えていないとふらついてしまうが彼らはいとも簡単に舞台に立ち続ける。
「リング・リング・リング」から3ヵ月。つかさんのエッセンスも見事に吸収し、タイガー色に肉付けされている。
さらに、とみずみほ以外すべて劇団員というのもこの劇団の強み。劇団員だからこそのまとまりがこの劇団にはある。
話が少しくどい部分もあったが、この暑苦しさこそ、この劇団ならでは。