サヨナラ サイキック オーケストラ 公演情報 Mrs.fictions「サヨナラ サイキック オーケストラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    期待しすぎてしまって・・・
    前評判も良く、他ユーザーの「観てきた」でも高評価だったので、相当期待して行ったのだが、期待し過ぎたためか(?)、
    少々拍子抜けしてしまった。

    ネタバレBOX

    最初に、ビルの屋上と思われる場所に、少々内気で地味な女子高生と、
    (後で分かるが)環境省の職員が登場。
    2人とも何やら訳ありと思われる。ここではまだ詳細は語られない。

    一度暗転すると、さらに3名増えているが、
    みんな座っている方向も服装もてんでんばらばら。

    結局、ここに集められたのは「超能力者」で、
    現在、小惑星が地球に向かって進んでいて、
    科学技術による対策でも衝突が避けられない場合、
    言わば最後の手段として、彼らの超能力に期待しよう、というもの。

    しかし、集まった「超能力者達」は、いずれも大した能力を持っておらず、
    それどころか、その能力自体が怪しげなものもいる。
    おまけに、宇宙人を自称する者もいて、変な声かつ、
    台本を棒読みするような口調で、地球人に向かって
    おっかなびっくりながら「上から目線」で物を言っていたかと思うと、
    相手に強く出られると急に弱腰になったりして、
    観客から大いに笑いを取っていた。

    ところで、その後も「皆で協力して」、あるいは「各自の超能力」によって
    「小惑星の衝突を食い止めよう」という場面は登場せず、なぜか話は、
    さらにホームレス男性まで登場して、それぞれが、
    各人各人の半生を語ったり、人生談義(?)になったり…という具合。

    結局、ここに集まった人々は、主催側の環境省職員を含めて、
    いじめにあったり、DVにあったり、平凡なレールを歩く人生で
    なかったり…と、ある意味、心に傷のある人たちばかりだったのである。

    ただ、小惑星衝突というのは、下手をすると人類滅亡になりかねないほど
    のインパクトがある話で、それが目前に迫っているという設定で、
    こんな話ができるのか?、しかも結構緩い雰囲気で…というのが、
    (他ユーザーからも指摘があったが)私としてもやはり違和感が…。

    もっと小さい事件(火山が噴火するかも、とか、赤潮が押し寄せてくる等)
    にした方が、この点はクリアーできるのではないか?
    あるいは、事件が無くとも、こういうメンバーが、
    雑誌の企画でも何でも良いので集まったら、
    自然と「人生談義」になるはずで、そうであれば、
    「小惑星衝突」と言う本来相当重い設定自体不要だったのではないか?

    最後は、時々将来を観ることができる女子高生が、イマイチ冴えない環境省職員との朝食風景を観る…と言う、なにやら「ほのめかし」のような
    話で終わり、まあ「小さな」ハッピーエンドとなっている。
    だから後味は悪くない。
    でも、「小さな話」で終わらせるのなら、
    なおさら「小惑星」でなくて良いと、最後まで思ってしまった。

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    2011/09/03 02:07

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  • 一言居士さん
    別に見方が浅いことは否定致しませんし、
    私はそう感じてしまった、というだけの話です。
    無理やり「良かったです」と書くのもいかがかと思いますし。

    おっしゃることは、もちろん理屈では分かりますが、
    感性の部分で説得性が感じられませんでした。

    ところであなたは、コメントだけで、
    ご自身の「観てきた」を書かれていらっしゃらないようですが、
    私の駄文に生半可なコメントを付けるだけでなくて、
    ぜひ「観てきた」に投稿されて、
    「深い見方」を皆様に披露されたらいかがでしょうか?

    2011/09/09 13:35

    世界の破滅という逃げ場のないときに、一緒にそれを迎えようという相手すらいない、どうしようもないダメ人間が集まるというシチュエーションがキモなんで、それだからラストの記念写真がイキてくるのだよ。小さな災害ではダメなのだよ。キミは見方が浅い!

    2011/09/09 12:39

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