「くすり・ゆび・きり 公演情報 エビス駅前バープロデュース「「くすり・ゆび・きり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    離婚の美学
    エビスバー公演は3回目。クスっとしながら大人な愛情を60分。面白かった。一段上の愛情がエビスバーに吹き荒れていた。

    だてあずみの魅力全開ってくらいに、良い表情を連発していた。対する鈴木麻美もしっとりした表情がとても美しかった。
    伊丹のとぼけた顔もうまかった。実際いたら腹立つだろうけど。いや、むしろ尊敬するか。

    ネタバレBOX

    事故死(水溜りで溺死)した夫のバーを引き継いだ由有(中村)。そのバーで夏子(田中)と海士(平塚)は結婚した。それから五年後、バーの1階上で二人の「離婚式」が行われていた‥・。
    エビスバーへの階段途中に「離婚式」の貼紙があって、細かいなと感心した。てか「離婚式」出てみたいかも。赤の他人のね。パンフの「最後の共同作業」にニヤっとした。

    竹中(島田)と黒田(山崎)のカップルも変な雰囲気が出せていた。夏子と海士のさわやかな離婚も後味良し。
    そして、隆之(伊丹)・依子(鈴木)・宇佐美(だて)の三角関係。序盤の修羅場から終盤の三角同盟?の落差が良い。修羅場のときの、女性二人と隆之の温度差もどこかコミカルかつ恐ろしい。

    とはいえ、全員がプラスの愛情で動いているところに魅力がある舞台だった。「大人」とはこういうものなのか、彼(彼女)らの境地に行き着くのはなかなか大変そうだけども。

    0

    2011/08/26 01:26

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大