【バナナ学園★王子大大大大大作戦】 公演情報 バナナ学園純情乙女組「【バナナ学園★王子大大大大大作戦】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    もはや人生の応援歌
    ドヤ顔して何かを物語る的な説教臭いことは全然なくて、ライブハウスでもみくちゃにされながらお目当てのバンドの曲にノリノリになってる時のように、自分自身を解放(笑)し、場内のほとばしるエネルギーに飲まれてしまったモン勝ち!みたいなところとか、ここでは私が法律だ!とでも言わんばかりに会場内を荒しまくるバナ学の傍若無人ぶりがたまらなくすき。

    ネタバレBOX

    まず劇場はいると入り口付近で役者が普通に着替えてる。
    ここは更衣室かよっ!と思わず突っ込みを入れたくなるが、チケットを買って入場した時点で観客はすべてバナナ学園の生徒のひとりとして受け入れられる。つまり、客入れ時から会場自体がバナナ学園として存在しているのだ。
    その場所は実在と非実在が入り混じった半抽象的な場所として形成されており、空中にはハザードライトが旋回し、90年代のJ-POPや初音ミクなどをサンプリングした音楽が轟音で鳴り響き、学校の校舎や黒い空などの映像が壁に投射されている。雑然としたふてぶてしい終末観が渦巻く小さな宇宙、そこがバナナ学園だ。

    観客が受け止める統一した物語性はないものの、劇中の膨大なシグナルの連続性が、個々の脳内でスクラップされ繋がりあっていく。
    与えられるのではなくて、欲していく。
    バナ学と観客の持つこのコールアンドレスポンスがたまらない。

    ちなみに今回のバナ学をみて私のなかではこんな風に繋がっていった。
    第三次世界大戦が勃発したトーキョーシティー。
    戦火の記憶が今も尚、目に焼き付いて離れない。そんな昨今。
    爆撃を逃れた軍事学校では兵士として使えそうな未成年たちが集められ日がなトレーニングが行われていた。

    学園内で起こる暴力や抗争、恋人との別離・・・。
    戦争を引き合いにしたこれらの事象とピンク色のチェックの制服を着てぶりぶり踊っていたあの頃のノスタルジーがオーバーラップする。この反復がなんとも切なくどうしようもない気持ちにさせる。

    やがて時は流れ、また平和が訪れた。
    しかし人々はみな孤独で自分の居場所を失っていた。
    自殺願望を持ってる少女までいる。
    それでもだれかと繋がりあいたいという欲求で世界はきっとまわってる。
    ひとりじゃないって教えてくれる。

    『ぼくらは夢みる』
    ことしかできないかもしれないけれど、でも、だからこそ生きていられる。
    そう気がついた時、なんかすごく救われた気がした。

    そして最後、檄!帝国歌劇団を演者も観客もみんなで歌って。さわいで。
    また明日から人生というクソみたいな場所で戦っていくさ、なんて超絶ポジティブシンキングになっちゃったりして。

    4

    2011/08/18 00:29

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  • みささま

    お返事ありがとうございます。
    返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

    >バナ学の1年ぶりの成長度。では次回も、一見の価値ありですね。じゃあ、次回、考えておきます。

    そう言っていただけると嬉しいです!

    わたしはあまり文章を書くのが得意ではないので、感想を書く時は、この気持ちをどう伝えたらいいのだろうといつも戸惑ってばかりなのですが、みささまのお言葉を励みに頑張ります!

    2011/09/07 07:03

    >観劇を心の拠り所にしている時が精神衛生上一番よかったことに気がつきまして戻ってきました。笑 

    あははー(^0^)
    そうですよ。せっかく生まれてきたのだから楽しめばいいのですよ。
    でもって死ぬ時に素敵な人生だったな・・。とか、薄暗がりの中で薄ぼんやりと感じれば、サイコーかと。笑

    バナ学の1年ぶりの成長度。では次回も、一見の価値ありですね。じゃあ、次回、考えておきます。貴女のレビューは独特のパッションがあって好きです。まるで楽隊のような文章。
    もっとマメにUPしてくださいね。
    ワタクシが楽しみにしていますので。

    2011/08/22 00:24

    みささま

    おひさしぶりです!
    ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。
    あらゆる変化に圧倒されて文化的なことから遠ざかっている時期があったのですが、観劇を心の拠り所にしている時が精神衛生上一番よかったことに気がつきまして戻ってきました。笑 

    バナ学を観たのは実に一年振りだったのですが、観客を牽引するエネルギーだったり、パフォーマンスの精度が比較にならないほど素晴らしいものになっていました。七味さんも色っぽくて素敵でしたよ。 ただ、やはり壮絶であることに変わりはないのですけれども。笑

    2011/08/18 22:16

    お久しぶりですね。
    どうしてました?
    最近、あまり書き込みがなかったから心配していましたよ。

    それにしても、相変わらずの絶妙なテンポ、ノリノリのレビューですね。
    ロック風。素晴らしい!

    今回、珍しく七味が出演されているので、どんなだろうと興味はありました。
    以前、観たバナナがあまりにもぐずぐずでとっちらかってたので(殆どが下手な歌)、それ以来、観ていませんでしたが。笑

    2011/08/18 01:10

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