満足度★★★★★
裏切る潔さパラ定的ではないところに連れて行ってもらった今作。人によっては「いつもと違う」と望んでいた風景・着地点では無いかもしれない。が、そうして人の思惑や期待を裏切るようにして、またも新たな種を蒔いた作家。観劇の帰途、反芻するその後味はとても優しくあたたかく甘美だった。彼ら的な・・・とはいったい何だろう。勝手に括り縛っていた自分が小賢しく笑い飛ばしたくなるほど、実に勇敢でしなやかな作品。野木さんが描く世界を「期待」や「らしさ」という名の型に嵌めるのは止めようと改めて思った。
ネタバレBOX
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2011/08/16 14:16
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