ブループリントの岬 公演情報 ナマイキコゾウ「ブループリントの岬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    台詞にびっくりするような言葉が多くて
    在日韓国人である作家が中心の物語。
    正直、台詞にびっくりするような内容が多くて、
    私としては違和感を抱いてしまった…。

    ネタバレBOX

    この作家の「彼女」は日本人なのだが、その兄に、韓国人との結婚を打ち明けると、韓国人に対するひどい罵りの言葉を激しく浴びせられる。
    しかし、戦前でも在日と日本人が結婚することも
    決してレアケースではなかったわけだし、
    まして現代では韓流がブームになるご時世……
    まあそれは、現実には、今でも色々問題となる家庭もあるのかもしれないが
    ……それでも私などは時代錯誤的に感じてしまった。

    また、在日へのいじめがあったとか無かったとか、一方で、
    在日の人物が良からぬ生活を送っていたり、
    また、(これも一昔前なら良からぬ話に分類される)同性愛の問題も
    絡まったりで、まあ、テーマは盛り沢山とも言えるのだが、
    結局訴えたいことは何なのか…結局、日本人も在日も
    いい人も悪い人もいる、という一般論的な話なのか?…
    焦点も定まり切れていない気がした。

    そして、初めは激しく在日との結婚を反対していた兄が、
    最後には認める方向に心変りしていたが、
    これも私には説得性が感じられない気がした。
    結局、この芝居全編を通して、台詞や筋が不自然で
    作為的に感じられたのが残念。

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    2011/08/10 00:23

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