山羊…それって…もしかして…シルビア? 公演情報 文学座「山羊…それって…もしかして…シルビア?」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    イマイチ
    幸せに暮らす中年夫婦だが、夫はとんでもない悩みを抱えていて、それが第三者により明らかにされ…
    みたいなストーリー。
    オールビー=不条理作家
    みたいなイメージがあったけど、この芝居は不条理感はなかった。
    まぁ、夫の秘密が実は、って段階でかなり不条理的ではあるんですが、物語がどう進んでいるかについては非常に捉えやすい作品。

    ネタバレBOX

    舞台は長方形に取られ、ちょっとしたリングのような形。
    その中で妻(=富沢亜古)と夫(=今村俊一)のバトルが繰り広げられる様はさながら格闘技のよう。

    ただ、この二人の演技がまったく噛み合ってないように私には思えて、演劇的にどうなのよ、と。
    夫を演じた今村さんは独特の身体性を持っていて、悪く言うと大げさだが良く言えばトリッキーな演技。
    好みは別れると思うのだけど、私にはなんだか地に足がついていない、台詞が相手にぶつかっていないように観えた。
    ゆえに富沢さんも、なんだか一人で芝居をしているようで、馴染めず。
    そんな中楽しかったのは、夫婦の共通の友人(=若松泰弘)と
    夫婦の息子(=采澤靖起)の二人。
    若松さんは、その独特の適当オーラというか、そういう雰囲気が素敵ににじみ出てる上にダンディ。まるちゃんのお父さん的魅力を感じる。
    アトリエデビューの采澤くんも、良い意味で文学座っぽくなくて良かった。

    キャスティングから、「コミカルにいこう」っていう演出方針が観て取れるようで、
    芝居がコミカルさによってだいぶ制約されているように見えた。
    文学座らしく、テキスト重視で作っていったら、きっともっと面白いし、もっと心を打つ作品になったように思う。

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    2011/08/09 09:46

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  • コメントありがとうございます。私は、初めに聞いた話が酷評だったので、それに影響されすぎたのかもしれません。
    気楽に楽しめば良かったのやも、と思っています。

    2011/10/08 01:31

    私も最初は今村さんの演技、少し大袈裟に見えました。でも、すぐに気にならなくなったんです。そして、引き込まれて行きました。

    2011/10/02 02:17

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