実験都市『ご来場ありがとうございました。』 公演情報 演劇ユニットG.com「実験都市『ご来場ありがとうございました。』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題65(小松さんに捧ぐ)
    小松左京さんが亡くなりました。星さん、光瀬さん、クラーク、ハインライン、アシモフ、レム。胸躍らせて読んだSF作家たちは鬼籍に入ってしまいました。「観たい!」にも書きましたが、いまどきストルガツキー兄弟ですよと言ってすぐわかる人がいるのでしょうか(ウォシャウスキー兄弟くらいのインパクトがあったわけでもないですし)。

    私は、学生時代SFばかり読んでいました。いえ、マンガ(萩尾さん)も映画もアニメもSFなら何でも。ですが、正直なところSFのお芝居が面白く思えるかとても心配。みてどうだったか…SF好きでよかったと心底思いました。センス・オブ・ワンダー、役者さんと衣装と音響と照明と。壮大な時間の流れと滅びへの畏れ。それでも立ち上がり歩み続ける。それは、アフリカから未知の世界に挑んだ何世代も前の祖先の姿をみているようでもあります。燃えたぎる太陽。何回もの大絶滅。そして生命の再生。会場をでて見上げる夜空の遠い向う側、どこかでこんなお話しがひとつあってもいいなと思ってしまいます。いつでもいいです、再演して下さい。

    近所の図書館で「滅びの都」を予約。心配していたように500ページもあるようです。

    ネタバレBOX

    思いつくままに。実は、アフタートークがあることを知らず、また突如、赤澤ムックさんが現れたのでさらにビックリ。「マルガリータ」と「案内人」、なんとなく似ていらっしゃるので早い段階から、親娘か、同じ人物かと思っていました。「アルカージイ」は兄のほうですね。人間性回復装置の小石川さん、初めてですが慈愛に満ちた演技。靴、大きくないですか?終盤、たたきつけた本は(ブックカバーがなかったけど)早川文庫ですね。厚さからみて「ストーカー」の文庫だったらお見事としか言えません(あってますか?)。床下を使ったシーン、研究所らしさがでていました。

    「百億の昼と千億の夜」:惑星開発委員会による開発実験、破滅と消滅、再び歩き出す阿修羅王。ラスト、案内人(佐藤さん)の後ろ姿が重なって見えます。

    7/29追記:読売新聞より「小松左京にとってのSFは、たえず希望の別名だった(巽孝之氏)」

    2

    2011/07/29 00:32

    0

    0

  • なるほど、ハインラインでしたか…、それはそれでパワードスーツの大部隊を送り込まれるか、月から射出機で岩石をブチ込まれるかもしれませんね。ハインラインは持っているけど未読のものが多い作家です。「異星の客」は、結局、3度挑戦して全て敗退。深見さんというと、レム(「惑星ソラリス」はDVD買ったなぁ。これもタルコフスキーだし)や東京創元社の「ロシア・ソビエトSF傑作選」、懐かしい。次作、期待しています。

    追記:私はたまたまSF漬けでしたが、そうでないお客さんには取っつき難かったのでしょうかね。私が、歴史物(和洋問わず)に弱いのと同じように。

    2011/08/03 08:36

    鳥肌。絶対再演します。全キャスト海外の俳優、全員母国語で。それやりたくて、書いた本なんですよ。。。。センス・オブ・ワンダー!! ちなみに、ごめんなさい。三文小説って設定なんで、スターマンジョーンズにしました。。。。ストーカーは投げられませんでした。だって偉大だもん・・・・。まだ偉大なものにつばを吐けない三浦剛でした。頑張ってつばはいてきます。ペッて!!!!!!!SFばっかじゃないですが、G.com色々実験してきます。よろしくお願いいたします。深見弾訳の「そろそろのぼれかたつむり」近々やろうと思ってます。僕、深見弾役ででたいなぁ・・・。あと、アフリカ人のウンクルンクルって役が実は元々いたんですが、「差別的過ぎる」ってカットされました。。。。三浦剛にとって芝居は常に希望の別名だった。センスオブホープ。

    2011/08/02 15:07

このページのQRコードです。

拡大