天幕版 東海道四谷怪談 公演情報 天幕旅団「天幕版 東海道四谷怪談」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    惜しいかも
    江戸時代の芝居小屋のような雰囲気の美術の中、四谷怪談をオリジナルアレンジした演出は中々良かった。脚本に若干消化不良な部分あり。そのため泣けるであろうシーンも見てて疑問符が残った。役者は実力にバラつきがあった。ここでは毎公演、冒頭で音楽をバックにセリフをまくし立てるが、毎回何を言っているのか分からない。地声の声量と滑舌で客席にセリフを伝えられないのならマイクを使えばいいのにと思う。 / 以下ネタバレ含む感想

    ネタバレBOX

    せっかく四谷怪談という題材を使っているのに、「顔が爛れたお岩=ただの毒殺」という処理をされていたため、醜くなったお岩に対して伊右衛門がどのように思ったのかという部分が希薄だった気がする。お岩が「自分は周りを不幸にする」と終始言っていたが、その描写や葛藤も特にないため、「一目ぼれした幸薄い女房を毒殺された夫」というのみ。特に恨みつらみ人間模様、というものでもなかった。どちらかと言えば赤穂浪士の葛藤の部分が大きく取り上げられており、それは以前にやった話では・・・と、若干お岩が不憫に思えてしまった。

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    2011/07/24 18:11

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