副都心線ラプソディー 公演情報 ポリタン煉瓦亭「副都心線ラプソディー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    何もない
    観終わった後に何も残らない芝居だ。物語は探偵事務所が舞台。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    確かに2人の女子が、どうでもいいような話題を延々と終わりなく遊んでいる設定だ。その内容は高校生や中学生が授業の合間に暇つぶしに話すような内容で、はっきりいって聞き流すような会話だ。だから、たぶん3日後には殆ど覚えていないだろう。ってか覚えていてもどうってことない話題なのだ。

    それはミドリの飼い猫のヨゴローザが行方不明になったことから、同時期に起こった猫の大量失踪と何か関係があるんじゃないか、とか、井戸端会議のような都市伝説の噂や、まこととミドリが読む「ゴドーを待ちながら」を織り込み、いったいこの散らかりまくった伏線をどうやって回収し、まとめるのか・・?と案じていたら、猫の失踪事件とトトロの猫バスをかけて収束してしまった。

    結果的にファンタジーなのだが、ファンタジーというほど、そこまで観客を引っ張る力量が脚本にない。つまり女子二人が話していた内容とファンタジーは反比例していたし、現実的に二人が話す内容は副都心線の何処のエリアで猫が失踪した、という内容で、この伏線からしてファンタジーは似合わないのだった。

    大変酷な言い方だがキャストがどうのこうのという以前に本の内容に魅力がない。
    ファンタジーという意外性を押し出すなら最初からファンタジーにしちゃったほうが終盤で裏切られることはない。

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    2011/07/03 18:19

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