SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】 公演情報 円盤ライダー「SHERWOOD!!~シャーウッド~【ご来場誠にありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    古代伝説を交錯させた好演
    ホテル8階の(ホテルHPによると)「宴会場」を利用しての公演。
    室内には、前方に舞台となるスペースがあるだけで、大道具・小道具の類は一切ない。
    そのスペース以外は、座席とテーブルという配置。

    ネタバレBOX

    開演前までドリンクの配膳をやっていたのが、
    実は悪魔役(悪いことをする役回りではない)の役者で、
    最初はこの2人によるコント風に始まる。
    次には、霊感商法で壺を売りつける2人が、やはりコント風で登場
    しかし、どっちのコントはイマイチ受けないかな?
    (なんかクドイ台詞が多くて・・・演劇の方が作るコント台本はそうなりがちなのか?)
    まあ、こういう会場だし、コント調で終始するのかな?と思っていた。

    ところが、場面は次第にシリアスに・・・。
    (私的にはここからが結構面白かった。)
    卑弥呼の生まれ変わりと称し、
    霊感商法で霊能力者として利用されている若い女性は、
    実は、霊能力も本物で、性格も真面目。
    霊能力を使うと自身の身体を消耗するが、それでも構わないと思っている。

    そして、彼女と、彼女を利用して霊感商法をやっている2人とは、
    孤児院出身で、血は繋がっていないが「兄弟」の意識がある。
    この2人も、霊感師女性のことを思いやる一面もあり、
    また、詐欺の上部団体に騙されている側面もあり、
    根っからの悪人ではない(個人的にはやや設定に難ありの気もしたが・・・)。
    おまけに、詐欺商法ながら原価割れで売りつけようとしたりという、
    トンマな側面も持っている。

    そして、詐欺を暴こうという男性と、
    詐欺グループを辞めさせようという男性も交え、
    物語は進行していく。

    ・・・ということで、ネタバレ扱いで投稿しながらも、
    最後までのネタバレはしないでおきます(笑)。

    卑弥呼伝説との交錯による時間的スケールを壮大にさせる手法や、
    スカイツリーを借景的に利用する手法、
    さらには感師役の田畑亜弥の、普段は清楚な女性ながら、
    神憑りの時に尋常ならざる表情を見せるあたりの演技など、
    なかなか秀逸であったことも最後に申し上げておきたい。

    0

    2011/06/30 08:14

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大