CLOUD -クラウド- 公演情報 青山円形劇場「CLOUD -クラウド-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ゴミ袋+風船×PC=誰かの頭ん中
    ↑のタイトルはイメージです。
    舞台上に蜘蛛の糸ならぬ雲の糸と透明風船、アレはいろんな人のネットをみている頭の中身?思想?抽象?
    見終わった後、決して恐怖とかでなく潜在意識の奥底からぞわぞわした。
    なんか中毒性のある芝居だった。

    男5人の舞台は渋くて素敵。イタバシとウサミの差し入れや無茶ぶりは、毎回日替わりなんだろうかw。

    ネタバレBOX

    舞台上に無数のバルーン、その中からオガワが出てくる。見上げた先に一本のコンセント、まさしく蜘蛛の糸ならぬ雲の糸のよう。
    生活の良きな物から悪しき物まで全てはネットで購入、実在したものは全てデータ溜め込み日常の一部としてクラウドへ保存。

    世の中、自分に似た人は何人か居ると言うが、早々逢えるもんではない。が、これだけ生活必需品としてネットが入り込んだ世の中に生きていると、PC上で容易に似た自分史に出逢えるかも。無関係な他者から見れば、全くもってどうでもいい。それが冒頭のバルーンかと思うといろいろと感じる部分が強く出て、心がざわつく。

    オガワとエンドウの幸福、哀しみ、怒り、懺悔、孤独、欲求etc・・
    エンドウがネットに書きこめない、繋がらない瞬間の人生の証が無い絶望感とオガワへの憎しみ。
    神か悪魔かよくわからないけど、アマリという存在の導き方。

    スズカツさんの「揺さぶられる」という一語に納得。
    過去作の「LINX」にも通じてて、クセになりそな作品!

    それにしてもドラッグっていろんな種類が有るんですねぇ…。

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    2011/06/30 02:12

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