満足度★★★
新鮮ですよ
演技自体は、まだまだこれからかなと思えましたが、これからの劇団だと考えれば、それも「成長の芽」として評価できます。
70分、ほとんど途切れることのない会話の連続、歯切れ良い台詞がストーリーを急展開させ、退屈はしませんでした。
また舞台の狭さを、ボックスの配置と、俳優の位置とでカバーしている点では、なかなか工夫しているなと感心しました。
もちろん客の嗜好により評価が分かれることは当然ですが、私は「これもありだろうな」と思って観ていました。
残念なことは、私が歳を食っているせいなのでしょうが、劇が軽いこと。(「軽く笑って観てください」という劇なら、それが信条の劇団なら失礼)
それは内容、そして「俳優の年齢構成」にあります。
前者は、見終わって、あまり心に残らなかった(別に人生の教訓を求めているわけではありません)こと。後者は、1人でも年長者がいるといるだけで面白くなるのだろうなということです。
まだ結成して2.3年の劇団。これからの変化、成長を期待しています。
2011/06/29 11:56
ご来場、そして「観てきた!」へのコメントありがとうございます。
たくさんのご感想、とても嬉しく拝見させていただきました。
確かに現状のパセリスの作品の傾向としては、
若い女性が中心のライトなタッチのものが多いかもしれません。
ある意味それがパセリスの味とも言えなくもないですが、
より面白くする上で、そこにメスを入れる必要が出てくるかもしれないですね。
今後も公演を経ながら、変化・成長していければなと思っております。
ぜひぜひまたご来場いただけますよう、お願い申しあげます。