気分屋 公演情報 劇団あおきりみかん「気分屋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    学芸会のようなおかしみ
    木村仁美の登場で懐かしさと嬉しさを感じる。彼女を始めて観たのは「漂流裁判」だったがその時のインパクトは今でも心にしっかりと残っている。だからワタクシの中では木村は「漂流裁判」なのだ。その後、数年を劇団から離れ彼女自身が漂流し、また戻ってきたことに「漂流裁判」との因縁すら感じてしまった!笑

    舞台はにぎにぎしく笑いの溢れる公演だった。その賑やかさは学芸会のようだが、撒き散らかした伏線を終盤できっちりと回収してしまうさまは流石だ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    笑った!笑った!その笑いの質は、近所の悪がきが悪戯して失敗したときに失笑するような、どうしようもない、それでいてよくやるわ~、みたいな大らかさの含んだ笑いだ。だからキャストらの一人ひとりに親近感さえ感じてしまう。

    物語はマルコ(手嶋仁美)の母親を探す場面から始るが「母を捜して三千里」じゃあないけれど、母親に巡りあうまでに自身もいろんな経験をするという、マルコポーロもぶっ飛びの旅物語だ。笑
    しかしマルコの設定はは男がいい、とか探すのは父がいい、とか横やりが入り、その度にキャストも設定もクルクル入れ替わりながら、まるで何処からセリフでどこからアドリブなんだ?みたいな風景になってしまうのだが、それでも半ば強引に観客の笑いを掠め取ってしまうのは、きっとキャストらのキャラクターの魅力かもしれない。

    時代も設定もなんだかごちゃごちゃでありながら、結局薬局、偽作家が描く本の中での出来事だから、戦国武将や幽霊や気分屋が登場してもどうってことないわ。と納得させられてしまうのだ。笑

    中でも息子と母親(人材派遣)の描写は心温まる場面でほろり・・とする。そして相変わらず木村仁美の存在感の強さに驚く。今回は少々はじけ過ぎた感は否めないが、やはり、そのオーラに意表を付かれた。

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    2011/06/18 12:15

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  • ゆめ>
    コメントサンクス。
    本当にあおきり、素晴らしいです。

    な、なんと?!木村仁美が新人ですか?苦笑!
    古新人ですな。不思議なオーラのある役者でワタクシも大好きですよ。

    2011/06/26 23:40

    見方を誤ると
    単なる悪ふざけにしか見えないかもしれないけれど
    鹿目の脚本と演出、役者の技量…
    あおきりの底力を存分に見せつけた舞台だったと思う

    まさにあっぱれだね


    戻ってきた木村仁美だけど
    何故か新人枠扱いになっていて
    来月のあおきり新人公演にも出演するんだよ

    新人としては
    あまりにスケールがでか過ぎるけどね

    2011/06/26 22:58

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