音無村のソラに鐘が鳴る 公演情報 演劇企画ハッピー圏外「音無村のソラに鐘が鳴る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ラストのテンポが良い
    物語後半のスピード感が良かった。
    出来事がすべて収束していく感じが小気味良い。

    舞台装置もシンプルな上、間口が非常に広かったので
    演技がスペースに見合ってなかったかも。

    照明は、特に青がとても綺麗に感じられた。

    ネタバレBOX

    NASAやJAXAや国連について、それらが細かく設定されていて
    終盤で伏線がすべて回収されるところはとてもいいのだけど、
    最初の方は、失礼ながら、中途半端なSFコメディかと思ってしまうほど
    要素が散らばってて観づらかった。

    また、さなこが父親に対する嫌悪を抱く動機が薄い。
    自分が目指していた宇宙飛行士の夢を、
    途中から父親が目指して先に叶えたからというのは…。
    また、犯罪を犯した松尾と久留米が罪を告白するところでは
    久留米はわかるが松尾は許しを乞う必要がないように思う。

    デンキマンと血吸いコウモリのやりとり自体はおもしろかったが
    なぜ突然、正義の味方と悪者が、開発局の近くで定食屋をやっていて
    しかもデンキマンなのか、というのがちょっとご都合かな…と。
    リアルな部分との兼ね合いがよくわからなくなる。
    無血テロリスト佐藤も、後々大事なキーパーソンになるが
    前半ではあまり触れられないので突然重要事項に挙がってきた感がある。
    また吉田が局長にコロっと行ってしまうのも、観ていて突然すぎる。
    広島弁のヤクザ風JAXA人事部は、目標とやっていることの整合性が…。

    そのようなことから
    脚本をラストの展開から遡って書いているのかなーという印象を受けました。

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    2011/06/11 23:30

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