満足度★★★★
テイストの違う作品でしたが
両方バランスよく楽しめました。前半にシリアスなものを持ってくる構成がよかったです。
一作目は途中途中でほろほろ涙しました。なんというか、怒りのようなやるせなさのような、このこぶしで目の前のものを殴ってやりたい…という感情、これを見ていながら体感しました。ストーリーもすごくよかったです。ただ、もう少し一人ひとりの情景を表現してもよかったのではないかとも感じました。オムニバスだったのでしょうがなかったのかもしれませんが、もう少しじっくり時間をかけてもよい作品だったように感じます。
二作目は笑いました。くどいキャラクターが多く登場していたのですが、彼らがすべることなくそのキャラクターで笑いを取っている。もっといえば、登場人物全てがうまく絡み合っていて、笑いどころを取りこぼすことなく拾っていたので、脚本、演出ともにうまかったのだなぁと感じました。
この二作品が絡みあっているのがよかったです。ただ、最初から最後までずっとひきこまれ続けるという感じが足りなかったので、そこは次回に期待します。