裏窓 公演情報 スポンジ「裏窓」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    紀子役の菊地春美が頑張る
    相変わらずリアルな舞台セットが素晴らしい。そうして毎回のことながらキャストらの熱演だ。この物語りでキャストらの熱演がなかったら実に痛々しい舞台なのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    兄が経営するバイク屋を手伝う弟。その弟・猛が超能力者だ。しかしどうやらスプーン曲げしか出来ないらしい。これを超能力というのかどうかは疑問だが、個人的には超能力とは予知能力があるとか瞬間移動するとか、そういった類のものだと勘違いしていた。笑

    その果てしなくどうでもいいような超能力を持った猛は自らの能力を誇示すべくTV出演をする。しかし世の中というのは自分の目で確認できないものは信じない、という輩が多い中、案の定、猛は世の中から好奇の目で見られてしまう。

    数年後、今度は映画出演が決まったが、彼の妻・紀子は普通の暮らしを望む。どちらかというと紀子の考えの方が常識的だろうとは思う。もし、ワタクシが人間を超越した能力の持ち主だったなら、そんな力は微塵も出さず、隠し通して普通の人間を装うだろう。実際、眼の前で超能力を見たことも、またそういった力もないから本当の事は解らないが超能力者が一般人と共に暮らすことがどんなにストレスかは想像できる。

    そんな紀子と猛の考え方の相違から紀子は猛にビンタを張られるが、これが本気で殴っていたのに、ワタクシ、唖然・・。
    当然のことながら紀子の左頬は指の跡がくっきりと赤く染められて耳までも赤くなっていた。役者って凄いな・・と改めて思う。これを公演ごとに経験するわけだ。

    物語に結果はない。超能力を持った人間と、それに振り回される家族の物語。それだけだ。前作の「美しい手」でもそうだったが中村の描く世界感はどうでもいいような事柄から、人が生きる過程での胡散臭さの取り上げ方が上手い。そういった人間同士の危険性を内包した舞台だった。素晴らしいと思う。

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    2011/05/29 12:23

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