醜い蛙ノ子 公演情報 張ち切れパンダ「醜い蛙ノ子」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    アヒルの子(小野版)と蛙ノ子
    今晩は中野でした(帰宅途中)。本公演はあと明日1回。今日、予定では「ブラック・スワン」をみるつもりでしたが、昨日、予定変更。見逃さないでよかったー。すみません、帰宅後追記

    ネタバレBOX

    追記です。「アヒルの子(小野版)」というのは、小野さやか監督がご自身を撮ったドキュメンタリー映画で、上映会はポレポレ東中野から始まり、まだまだ各地域で上映が続いています。「家族」って何だろう? [私]って何だろう?
    作品のサイトではこんな紹介文があります。「親子の価値観の違い、姉妹間の愛憎、性的虐待」....この映画をきっかけとしてドキュメンタリー映画をみるようになりました。

    舞台はゴミ屋敷。小さな日本間がみえます。庭先から眺めるような設定。最初はこぎれいな部屋で、庭には草木、縁側があって上のほうには2階の部屋。「さくらノート」もよくできていましたが、本作もよく雰囲気がでています。始まって早々、「こと」が起こります。暗転し、部屋はゴミでいっぱい。本作品、ここから相当イライラしながらみていました。こんなに自分勝手な連中がでていて楽しいのか...「ゴミ」を放置=だらしないだけなのでは? とか。これがお話が進むにつれて意味を持ってきました。それにあわせてこちらは気がつかないうちに深みにはまっていくような感覚。八木さん、中島さんの姉妹。大谷さん。
    この3人でお芝居を引っ張っているようです。それ以外の登場人物の役回りはもっと掘り下げることができると思います。特に男性陣。「今風」なんでしょうけど、なければならない、のかというと少し弱いのでは? なにかを人のせいにして自己を取り繕うというのはよくあることで、悪くはないけど、それが終盤、重要なポイントになっていないように思います。聞こえるかきこえないかくらいの鳥のさえずり。なぜか、まる裸のシーンがあったり。終演後、みなさんのあいさつ、おひとり石段の上でお辞儀をする八木さん。ここで改めて拍手をおくります。

    余談です。「ローラ、叫んでごらん」という本があります。少女はフライパンで焼かれます。原題「No Language But a Cry」 ちょっと手に入りにくいかもしれません。

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    2011/05/25 21:56

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