空色ラジオ 公演情報 春の日ボタン「空色ラジオ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    詩っていいなぁ・・・
    大好きだったリヴァー・フェニックスがLAで死んでしまったとき、私は泣いた。ヒッピーを親に持ち、不自由を知らぬゆえに自由がわからず、放浪した少年が大人にならないまま召されてゆくその切なさに。
    いつも大笑いしてちょっと涙、って感じの春の日だが、今回のちょっと涙、はお話の中ではなく、私のそんな記憶の中で流れた。
    高校時代のボーイフレンドは高偏差値の早稲田高等学院生で、文化祭に行ったら文集がやたら分厚くしかもタイトルが「彷徨」であった。なんて読むの?と同い年に聞くみっともなさより、頭の良い学校は難しい字で素敵だ、と思ったものだ。その中の詩も、よくわからなかったが、わからなくて素敵だと思った笑 そんな青春を思いながら観た。ネタバレに続く・・・

    ネタバレBOX

    春の日はオムニバスなので、おたくネタで笑いながらも主軸を逃さないぞ、という楽しみ方を私はしている。ゆえにエピソードは詳細に記憶しながら観る。今回主軸はパーソナリティだろうな、と思っていたので、占い師が赤マジックで手をぐりぐりやるのもこりゃなんかに続くだろう、と期待したがハズした。3作目のマルタのうっとうしいくらいの動きも、ラストに何かやるためだろう、と思ったがそこもハズした。(ハズした=私の想像が外れた、の意)。なるほど〜という過去作品の持つ「絡み合う糸が気持ちよく解れていく感じ」がなかった。私はそこが好きだったので少し寂しかった。が、変化は受け入れたい。大河の流れは時に止まっているようにも見えるものだ。きっとそういう事なんだろう。

    フウの読んだ詩はとてもよかった。ヒナがラジオで読んだ詩も最初のほうと最後のほうが好きだった。「人に詩が在ること」に何か今後の春の日のテーマを感じた。新たな期待をもって、これからも応援したい。

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    2011/05/22 11:23

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