死に際を見極めろ! 公演情報 ライオン・パーマ「死に際を見極めろ!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    今年一番の爆笑コメディ
    今回の舞台は確実にワタクシの好みだった。毎度のことながらワタクシ自身がライオン・パーマのキャストが大好きなので贔屓目もあるだろうが、それでも相当にバカ馬鹿しくて楽しかった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    刑事専門俳優、藤岡琢磨、通称スリムの殉職シーンを取る為に織り成すドラマ・・という設定のはずだったのだが・・。笑
    序盤、スリムは自分の死に際が気になって占いの館に行く。このシーンからライオン・パーマらしいコメディの連続だ。
    スリムはカッコイイ殉職シーンの撮影を目指して、撮られていくうちにどんどん地球から離れて宇宙の果ての怪しすぎる星に到着してしまう。スリムを運んだのは勿論、スリーナインだ。笑

    たどり着いた怪しすぎる星は「ボケと突っ込みの星」「世界で一番優しい星」なのだが、これらの星の住人があまりにも怪しすぎる。笑

    スーパーマンのようなタイツに身を包んだスリムは彼らと戦うもその戦い方があまりにもカッコ悪い。スリム(石毛セブン)自身がそれなりのお年頃なので元々、ハードボイルドなんて無理なんだってバ!笑

    しかし、観客はセブンのハードボイルドなんて元々期待していないから大丈夫だ。結局薬局、今回もスリムは死なずに無事に地球に戻ってきてしまう。宇宙を舞台にした壮大な殉職シーン!・・・のはずだったが、今日も刑事専門俳優、藤岡琢磨、通称スリムの殉職シーンを取る為にスリムは監督にシバかれて、最初からやり直しするのだった。

    構成がひじょうに上手い。キャストらは一生懸命、演じてるのだろうけれど、そう見せないところも凄い。更に主役のはずのスリム自身が台本を読んでないのか渡されていないのか、シーンの展開の先が解っていない設定も面白い。だから、いちいち、「俺はコイツラの幼馴染なのか・・。」などどつぶやきながら疑心暗鬼のうちに演じるのだ。笑

    全体的に中途半端な劇中劇のような設定になってる緩さも素敵だ。あまりにも楽しい時間だった。

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    2011/05/15 22:08

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