わたしのゆめ 公演情報 ガラス玉遊戯「わたしのゆめ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    保護者会
    こういった舞台は案外多い。そして毎回のパターンだが、キャバ嬢を「呼ぶ派」「呼ばない派」で保護者の職業によっても意見は分かれる。それにしても・・逆バージョンでホストクラブに勤める父親がいたらコメディな要素があったかも。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    キャバクラで働く母親役が龍田知美だ。ワタクシは個人的に彼女の顔が好きだ。動物で例えるなら鳥顔だ。しかも鷹のような凛々しい鳥類顔だ。そんな鷹が己の爪を隠してキャバ嬢役なのだから、これはファンとしては必見なのだ。笑

    そんなキャバ嬢を子供達に「なりたい夢」の代表として話をさせるのは教育上良くないと議論するのは当然のことで、世の中には建前と本音の部分で職業差別は存在する。ワタクシ達だってそうだ。建前では職業差別なんて微塵もありません。みたいな顔をしているが、本音では風俗嬢を作家と同等には扱えない。

    今回の保護者会ではそんな本音の部分を舞台上で徐々に明らかにしてゆく面白みがある。またキャバ嬢が他の母親と議論する際に喧嘩腰になる場面はキャバ嬢独特の言葉遣いの下品さも露呈してしまう。

    しかしながら保護者達にも、かつて夢があったことを気付かせる。子供の視点になって顧みると観る目も違ってくるということだろうか。しかし大人になってしまったら、どう頑張っても子供の視点にはなれないのが普通の大人なのだが、ここでは保護者らで丸く治めていた。笑

    「将来はどんな大人になりたいですか?」とのアンケートには「ただの大人」と書いてかつての担任から顰蹙をかったワタクシは子供の頃から小生意気な餓鬼だったのだとつくづく思う。それでもやっぱり、ただの大人になれたのだから夢は叶ったのだろう。と自信を持っていえる。

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    2011/05/14 18:32

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