満足度★★★★
生を実感っっ
テレビのニュース見てて。加害者も被害者も事件を振り返って口を揃えて後悔するのを見る度に『馬鹿だなぁ、もっと早い段階でやり直しきくだろう。僕ならあーするな。』って思うのは俯瞰で見れる観客だからで、日常で自分を省みたら馬鹿な事ばかりだし、自暴自棄な事ばかりだ。
今作品の主題の死刑は、殺人犯とはいえ、人を殺す刑である訳で。
ゼロか100かで考えてしまう危険性はとても大きい。人が人を裁く事で社会がなりたってるなら、息苦しいから逃げ出したい。人を殺したり、自殺するよりは、逃げ出してしまおうって考え人を許容してくれる世の中であったら、もっと楽になれるのになぁ。そんな事を考えさせられました。何が正しいとか、誰が正しいってわかんないです。
観劇後に、「被害者と加害者の両面の心理が観れて面白かったなぁ」と感じたと同時に、「あー、やっぱり生きていたいなぁ」と思ったし、だからこそ日常の息苦しさと上手く付き合わないとダメだよなと思わせる作品でした。生きるって難しいっっ。