満足度★★★★
目を背けてはいけないのだが...『どんとゆけ』の初演に比べても、ずっしりと重く、なべげんらしい笑えるシーンがあまりなかった。目を背けてはいけない、真摯に向き合えと思っても、正直辛い、痛い、怖い。日頃敢えて見ないようにしている人の心の暗部を曝されているようで、いたたまれない気持ちにさえなる。見なければよかったと思う人もいるかも知れない。しかしおそらくこのインパクトは単なるこけおどしのインパクトではなく、各自がどこかで受け入れ折り合いをつけなければならないことへの問題提起だろう。
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2011/05/06 01:51
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