満足度★★★★★
観られてハッピイ!
日本人と蚕のつながりから紡ぎ出されたおぼんろの神話
「おぼんろ神話」というジャンルが出来てもいいんじゃないか!!!と思うくらい創造性溢れる神話っぷりには、今回も脱帽。
ものすごく悲劇的な蚕の運命にも関わらず、
つながっていくところはHAPPY
僕を含め、現代人がいかにHAPPYを見失っているか。
人間のHAPPYだって、蚕のHAPPYくらいシンプルでいいんじゃないか!!!
そう思いながら、自分自身も蚕として、
あの空間に存在させていただきました。
自分も、シンプルになりたい。。。
役者さん、スタッフの方、主催のたくまくん。
すべての人が、心血を注いで創っていました。
ココでしか体験できない不思議おぼんろ体験は、
舞台でしか体験できないから・・・
感想文にするのは、、、難しいなあ。
ごちゃごちゃ言うことよりも、
単純に良いお芝居を観させていただいた。
そのことに、敬意を込めて感謝!!
2011/05/10 23:46
前回公演もご覧いただいて、感想も頂いて、
そのなかで、
不幸な物語を作品の中にを残したままにしたことに、ご意見をくださいましたよね。
実は今回、書く上で、脳裏に何度かそのことがよぎりました。
ハッピー!なんてタイトルにしておきながら、
考えれば考えるほど、そのむずかしさに頭を抱えました。
この時期のこの作品だけはと、本当に、みんなの幸せを願いました。
ところが、工場で働くサヒガシも、メグも、カイコたちも、神官も、
みんながみんな、必死で、あきらめないで、
一生懸命生きてるのに、
あー、なのに、なんでこんなに大変なのだろう、
と、本当に苦しんで書いていました。
作品の締切が近づいてきたとき、もう、
バッドエンドならいつでも完結できる状況でしたけどね 笑
ハッピーを待っているひとがいる、と、あなたのことがどこかシンボリックに思い出されて、
タクは、がんばってくれました。本当に、ハッピーでした。
体験していただけたのならば、こんなにうれしいことはありません。
どうか、どうか、
すこしでも長い間、心の中にとどめておいていただければと思います。
なかなかややこしいかとおも思うのですが、
いつか、
お友達や恋人、ご家族などに、語っていただければとさえ願うのです。
これからも、よろしくお願いします。
心して、成長をしていけたらと思います。
本当に、ありがとうございました!