満足度★★★★
応援したくなりました
パイプ椅子を出して頂き、真横から観ていました。
演技中にタクさんが「そこの蚕たちは立って観るといいよ。見切れちゃうから」
とアドリブをいれてくれたのが、可笑しくて、嬉しかったです。
役者の方が客の目を見るように(もしくは見られてると客が感じるように)芝居していらしたことがとてもステキでした。
物語には、多少入り込みにくさを感じるところもあったものの(前半の数や抽象的・観念的な説明部分など)、音響が良かったのと、役者の熱量が伝わってきて中盤以降、引き込まれました。
一番スゴイというか、コメントを書こうと思ったのは最後の舞台挨拶でした。私はシンプルにコクーンでやりたいと言う姿勢が好きです。
仔細な思いのほどは私には分かりませんが、ステキな大きな劇場で多くの人に観てもらうことを目指す、っていうのはとても当たり前で、とても素直で、 「一緒にコクーンに行きましょう」と語りかけるのは大変勇気のいることだったのではないでしょうか。
一緒に、という言葉よりは声に温かみを感じて応援したくなりました。
是非これからも頑張ってください。
2011/05/10 23:20
そして、なんだか勇気の出るエールを頂けて、力が湧く思いです。
あのとんでもない見キレ席でしたか・・・。
本当に申し訳ございませんでした。予約がいっぱいだったにもかかわらず当日券がたくさん出たこと、これまでの公演ではなかったことなので、うれしい悲鳴などと浮足立っておりましたが、お客様のコンフォータブルな環境だけはなんとしても確保をしなければダメだ、と、次回への反省点を得たおもいです。
目が合うの、おもしろいですよね。
誰と目が合うかで、こっちの声の質も気分も変わってきます。
毎晩違う芝居をするものだから、リピーターのお客さま方には笑われるのだけれど、でも、
毎ステ毎ステが唯一無二というのは、とても神聖で、素敵なものであるように思うのです。
流れ作業にできない分、体力や気力はいつもすべて注ぎ込む羽目になってしまうのですが、
何千ステージでもやりたいなとおもうのです。
シアターコクーンでやるならば必要な総動員数は50000人。
今回の劇場、ワンステ50人しか入らなかったので、1000ステやらねばなりません!!
でも、やりたい。一年は365日だから、下手すりゃ一年じゃ終わらないけども。笑
こっちも観客の顔を覚えてしまったりします。
それは、すごく濃密な空間。
冒頭で「神聖な儀式の幕開けだ」とタクが言いますが、
そもそも、あのギャラリーでおきたこと自体が、神聖な儀式であったと思います。
シアターコクーン。
先はまだまだ長いですが、なんとしても。
どうか、ご一緒に歩んでいただければとおもいます。
死に物狂いで努力します。
どうぞ今後とも、よろしくお願いします!!!