『そこで、ガムを噛めィ!』 公演情報 8割世界【19日20日、愛媛公演!!】「『そこで、ガムを噛めィ!』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    すげかった!
    これはすげかった!!「おもしろい芝居はおもしろい映画よりおもしろいが、おもしろくない芝居はおもしろくない映画よりおもしろくない」と誰かが言ったが、これは間違いなく、僕が観たどんな映画よりはるかにおもしろかった!

    笑ったし、泣いたし、どきどきした。
    拍手したし、劇場中があったたかったし、カーテンコールはスタンディングしたかった!
    できなかったけど。代わりに手が痛くなるまで、役者に拍手した。

    こういう芝居を観れたことは、人生の宝だよ。
    こういう時期に、こういう気持ちで、こういう芝居を創ってくれるひとがいるって、本当に素敵なことだよね。日本は捨てたもんじゃねぇって思えた。

    観終わった後、確実に、見に来る前より、自分がなんか、優しい気持ちになってるんだよね。
    自分の友達に、家族に、街の人たちに対してさ。
    人と繋がりてぇって思った。やっぱり演劇ってすごいって思った。これが文化の力なんだって思った。

    いいお芝居は、残念だけど少ないけど、こういうお芝居がたまにあるから、劇場に足を運ぶ。もう公演は終わってしまって、見に行ってもらえないのが、残念だけど、再演や地方公演も考えてるらしい。もし、機会があったら、みんな見に行ってくれ。ぜってぇ後悔しないから。

    ネタバレBOX

    熱くて、笑って泣ける、青春コメディ。弱小草野球チーム、〇〇ドラゴンズは26戦26敗と苦手過ぎる相手に、ある理由から絶対負けられない試合を迎えようとしている。チキン野郎ばかりの選手たちだが、この試合だけは何とか勝とうと、あの手この手を考える。しかし、いよいよ問題の試合の幕が開いたとき、彼らに想像を絶する窮地が次々と襲いかかり・・・。

    ・脚本 コメディの基本を押さえつつ、抱腹絶倒の世界が展開される。三谷幸喜氏に続く本。

    ・演出 最高。ダンスの挿入、試合の表現。音楽、美術、照明、役者演技のバランス、秀逸。

    ・演技 奥山千恵野のナチュラルにして、にじみ出る明るい存在感。コメディはキャラクターを好きでなければ笑えない。彼女の役造形は、そこにはまっていた。ダンスもすげえ。
    飯島倬の怪物的存在感。最悪のおやじなんだけど憎めない(笑)。後半、めんどくせぇと他の役に何度も罵倒されるが、劇場中も一緒にめんどくせーと笑いながら叫んだ。白眉。

    ・受け付け、前説
    とても好印象。芝居を見ているときだけではなく、劇場に入ったときから、観劇体験は始まっていた。嬉しかった。

    0

    2011/05/03 13:15

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大