【怪】〜北斎夢幻・外伝〜 公演情報 劇団吉祥じゅん&ワルキューレ「【怪】〜北斎夢幻・外伝〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    いろいろな
    舞台劇の考え方、発想があるんやな、と思うてんねん。

    ネタバレBOX

    別府を拠点とする劇団。関東で今まで見たどのプロダクトとも少し発想が違う。「西山水木+劇団ひまわり」は見ていないが。
    まず芸能プロやアクション系の役者を使っている。先入観として放送劇団や何とかプロダクションの作る演劇は別の意味で内輪的で金とって人に見せる内容を持っていないと思っていたが、これは別。オリジナルで充分面白い。『陰陽師』的な魔界との闘争もの。正しいかどうかは分からないが、細部まで明確に磨き上げられている。
    そうなると、エンタテインメントの劇であれば客席から舞台が遠いものだが、こちらは正面の観客から30cm位の接近戦。装置はほぼ無い。人間の肉体と装束が舞台の主要なエレメントだよと言っているかのようだ。
    演技の質がバラバラかも知れないが、現代と江戸、現世と別世界ということで振り分けているとも言える。
    主宰が三本とも扮装を変えて出て来る。やや様式が入った、全身を使うスタイル。体を床に叩き付ける。マイムの技術で、奇怪な、暗黒舞踏的な動きをする。これは、もう一人、子役か少女役の若い女性で出来る役者がいる(矢野真由美)。
    幕間の繋ぎやイントロ等はCGで。これは贅沢な様な。DVD化を見越してか。
    クライマックスの場面は「H・アール・カオス」を連想。破天荒な部分は少ないが。

    0

    2007/10/09 16:36

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大