グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》 公演情報 KAKUTA「グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ほっこり桃色
    『桃色の夜』は恋にまつわる小説3編をオリジナルストーリーを間に絡めながら進行する作品でした。
    どの話もドラマチックな大恋愛を描いたようなものではなく、実際にありえるような日常的な内容で共感しやすいものでした。演出も過不足のないとても分かりやすいもので安心して観ることが出来ました。演技も朗読も落ち着いたトーンで、耳に優しい雰囲気が気持ちよかったです。

    恋愛に奥手な30歳の女性が一人旅を描いた『いま何時?』、結婚・離婚を経験して恋することに腰が引け気味な40代の女性2人を描いた『わか葉の恋』、トリッキーな設定ながら一途な思いが心を打つ『春太の毎日』と、それぞれテイストが異なりバラエティ豊かで楽しめました。特に『わか葉の恋』の2人の演技がユーモラスで良かったです。
    オリジナルストーリーの『グラデーションの夜』は、ある1編のネタバレみたいになっているのがもったいなく感じました。

    『群青』のときとは異なり(『黒』も『群青』と同じ客席配置だったそうです)、客席が対面配置となっていましたが、それほど演出上の効果が感じられませんでした。映像を使うなら前回と同じレイアウトのままの方が見やすかったと思います。

    今回は音楽とのコラボレーションで、物語の内容に相応しい素敵な歌と演奏でした。

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    2011/04/27 23:42

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