満足度★★★
HIPHOP
舞台上手にいるDJの繰り出すリズムトラックに乗せて他愛のない話をラップで綴る作品で、有名人をディスったり映画やテレビの映像をサンプリングしたりと、ラップだけでなく全体的にヒップホップカルチャーの雰囲気が出ていて楽しかったです。
開演前のアナウンスから次第にヒップホップなテイストになって、そのまま本編に入って行くやり方が面白かったです。基本的に役者はこたつに入っていて視覚的に単調だったので、動きが欲しかったです。あと、もっと緊迫した台詞の掛け合いを観てみたかったです。
堀口聡さんのラップは様になっていましたが、他の人たちはもう少しという感じでした。しかし、逆にリズムに乗り切れてれていない感じが面白かったです。松村翔子さんと佐々木幸子さんは2月にチェルフィッチュの『ゾウガメのソニックライフ』に出演していましたが、そのときと全然違う感じの演技で幅の広さを感じました。